パニックについて 2

 

 

 

 私、「だいり」も前のページの経過を辿りましたが一番厄介なのは

パニック発作そのものより発作の起こりそうな状況「私の場合、車の

運転、特に長距離の移動」を避けてしまう事(予期不安、広場恐怖

です。パニック障害の人全てに見られる症状ではないですが、

たいていの人(パニック患者の4分の3に見られる症状)はこのまま

だと普通の社会生活ができないとか、一歩も外に出れなくなるので

は?と思い悩んでいるでしょう。

勿論パニック発作そのものもつらく苦しいのは言うまでも無いですが。

しかし、車の運転や電車、人ごみの中その他発作を誘発させる事柄

に全く関わらずに人生を過ごすなんて不可能です。

何とかしなければ、このままではいけない、発作が起こっても決して

死にはしないし1時間も我慢すれば自然に消える・・いつもそう自分

に言い聞かせて私はハンドルを握っていますが、ポケットの中にはし

っかりと保険証と2錠のデパスが入っています、まあ半分はお守りみ

たいなものですが。

 

パニック障害で大事なことは、ありきたりかも知れませんが

周囲の理解とこの病気に対する正しい知識をもった医師に診てもらう

事それと、自分自身の治してやろうという意思です、しかし自分の意

志や根性だけでこの病気が治れば苦労は無いわけであくまでも「前

向きな気持ちで」と言う意味です。

 

私の住んでいる所はある地方なんですが都会に比べ精神科や心療

内科に対する意識が随分違います、精神科=気が狂った、不治の病

と言った考えが大半です

心療内科にしてもまだまだ都会に比べ敷居が高いように思います

また地方ゆえに心療内科、精神科のある病院自体絶対数が少なく、

ましてやこのような新しい病気に対して正しい知識をもった医師に出

会うのは至難の業です

黙ってこの薬をのんでりゃいいんだ的な態度をとる医師が大半です

そんな病院で受ける診断はたいてい不安神経症なんですが、

なかには、うつ病、仮面うつ病(なんじゃそりゃ)、心身症

なんていうのもありました

 

勿論,患者の立場にたって親身になってくれる医師もいます

この病気に対する正しい知識を持った親切なドクターに1日も早く出

会うことが治療の近道です

 

周囲の理解に関しても同じようなもので以前会社で似たような症状の

人がいたのですが、やる気が無いからだ!怠けているだけだ!と非

難されていました。実際私もその時はそう思っていました。

同じ入院するのでも胃潰瘍とパニック障害では明らかに風当たりは

違うようです。

パニック障害は普通の(っといってはへんだが)人でもある日突然発

病するかもしれないと言うこと、また本人の心がけが

が悪いのでも怠けているのでもなく、れっきとした病気であり

正しい治療をすれば必ず完治すると言うこと

を社会全体に認知されればと望みます。




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