パニック障害について 1
パニック障害[P.D//Panic
Disorder]とは、従来不安神経症と診断
されていた病気の新しいカテゴリーでそう呼ばれだしたのは
比較的最近です、しかし病気そのものは古くから存在し
発症のメカニズムが最近明らかになって来たため
この病名が付けられたようです
原因は脳の神経伝達物質の分泌異常と言うのが一般的な
考え方でWHO(世界保健機関)の国際疾病分類で認められている
れっきとした病気であり、気のせいでも本人が怠けているのでも
ないのです。また元気な人でも突然発病する事が多く
100人のうち1〜3人の割合で見られると言われ、内科などで
中でもパニック障害の人は相当いると言うことです
症状は、個人によって違うようですが共通するのは
突然のパニック発作(このまま死んでしまうのではと言う不安)
発作は短時間でピークに達し、長くても1時間以内に収まる
発作がまた起こるのではないか?という予期不安
予期不安からくる発作の起こった場所や状況への恐怖(広場恐怖)
具体的症状
心臓がドキドキする
息苦しい、呼吸が速くなる(過喚起症候群)
吐き気、胃腸の不快感
めまい、頭が軽くなる、ふらつき
手足の震え、しびれ
非現実感、もう一人の自分が自分を見ている感じ
このまま死んでしまうのではという恐怖
気がおかしくなるのではという恐怖
などの症状のいくつかが発作として現れる
最初はわけの判らないまま救急車で運ばれるのだが
救急病院に着くころには発作が収まっている事が多く
その後、精密検査などありとあらゆる検査をするのだが
異常は見つからず結局軽い安定剤を処方され、ひどい
場合は気のせいとか気の持ちよう、と片付けられる
しかし発作はその後もしばしば起こるので
発作>救急車>病院、そんなことを繰り返しているうちに
発作がまた起きたらどうしよう、という気持ちが強くなり
電車や車等に乗れなくなってしまう
と、いった形が一番多いパターンのようです。
私の場合、救急車が来る頃には収まっている事が多く
呼んだ以上は帰ってもらう訳にはいかず
苦しがるフリをして病院に運ばれたことも有ります。
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